雀のしっぽ。

フィクションとノンフィクションです。

自称クズ 多称クズ

同級生がみんな社会人になった。

 

かたや私は今日も今日とて引きこもりをしている。

 

今何してるの?と聞かれるととても困る。

かろうじて生きているよ、としか言えない。

 

私の人生には、「死ぬ」という選択肢があちこちにあった。

他の人が自分の意思で学校を選んで仕事を選んで恋人を選んだように

私はいくつもの分岐点でなんだかんだ生きることを選んでここまで生きてきた。

そして、今日も生きる方を選んでなんとか生きている。

 

生きることが当たり前になりたかった。

 

ヘラヘラ笑ってクズを演じて

まぁ事実クズなんだけど

自分で望んでこうなったような振りをして

なんにも辛いことなんかないようなフリをして生きている。

 

じゃなきゃ、悲しすぎる。

 

クズだからニートやってますって笑っていたい。

体も心も追いつかなくて、ちょっと外出したら寝込んで、バイトすら続かなくて

なんて現実、考えるだけで悲しくなってくる。

 

なんともないフリをして笑っていたい。

それで何にも知らない人に後ろ指差されて「あいつはクズだ」って言われても

それで身近な人に「なんだやっぱり怠けてるだけか」って思われても

 

本当に自分が何も出来ないどうしょうもない人間だって認めてしまったら

もうきっと次は生きている方を選べない。

 

当たり前に生きて 当たり前に仕事をして

そんなつまらない大人にはなりたくないと思っていたけど

なれない のと ならない のは大違いだ。

 

ならないことを選ぶ選択肢くらい、欲しかった。