雀のしっぽ。

ひっそり生きている

後悔しないための最善の生き方

「やりたいこと」があった。

 

自由に空を飛ぶこと。

裸足で地面をかけること。

 

「叶えたいこと」があった。

 

好きな場所で生きること。

好きな人と生きること。

 

たくさんの " hope " が " want "が

そこらへんに転がっていて

ひとつを拾おうとすれば 別のひとつを落として

私は落としては拾い 拾ってはまた落として

懲りもせず全てを手にしたがった。

そしてただ

手元の幸せが 指の隙間からサラサラと溢れていくのを見ていた。

 

水が掴めないように 砂が逃げるように

実体のない 恐怖が 希望が 現実が

私を騙して嗤っている。

 

いつだって正解を選べずに 夢物語に手をのばして

目が覚めたら いつも何も残っていないのだから

もう 何かを望むことは やめることにした。

 

手に入れたかった ガラクタも

貫きたかった くだらない信念も

解きたかった 錆びた鎖も

壊したかった この狭い檻の鍵も

 

何も無い 

 

何も居ない

 

たったひとつ 手元に残して

何年間の感情を葬って

 

光のない明日を目指して 土砂降りの中歩くのは

とても気分が良いだろう?

何にも得られない選択肢で命を落とすのは

とても滑稽だろう?

 

私はそれだって こんなこと望んだんだ。