雀のしっぽ。

ひっそり生きている

待ち人の死に人

‪よく

私が親の期待に背く度に

死産した  戸籍上存在すらしない妹のことを持ち出して‬

‪「あの子だったら、こんなことしなかった」と言われた

 

‪どんなに頑張っても

生まれてすらいない人には勝てないから‬
‪その時代わりに死んでいたのが私だったらって

何度も思った

 

そして、また。今も。

 

先に死んだ人間はずるい

 

どんなに悔しくても

どんなに悲しくても

死んでしまった人には勝てないし

死んでしまった人に縋っている人を取り戻すのは とても難しい

 

"逃した魚は大きい"  と言うように

失くして もう二度と会えない人は

良い方にしろ 悪い方にしろ 

思い出の中で 絶対的な物になっていく

 

きっと私は人間として色んな部分が欠如していて

自分が殺した命の重さも実感出来ないし

他者の死に対する感情が足りていないんだと思う

 

彼らに言われたように

「あの子」だったらきっとそんなことはしなかっただろうし

「あの子」だったら彼らの期待に応えたんだろうし

 

やっぱり代わりに私が居なければよかったんだろう

 

それでも 此処で 見苦しくも 生きてるんだよ

生きているのは 私で誰かじゃないんだよ

 

だから

絶対に勝てないし 足元にも及ばないし

超えられないのだってわかっているけど

 

また居ない人ばかり見ている人を

夢を夢じゃなくして

ずっと待ってるよ