雀のしっぽ。

ひっそり生きている

私の世界

 

世界のピースのひとつひとつが

パラパラと崩れていくのを眺めていた

 

飼っていた金魚が死んだ

SNSのアカウントを消した

お揃いのマグカップが割れた

メールが拒否されて返ってきた

好きなバンドが解散した

白いセーターに染みがついた

 

新しいものは何ひとつ無い癖に

そこにあった私の欠片が

遠いところから

ひとつ またひとつなくなって

最後は私の足元も崩れて

底へ落ちていく

 

無は 私を殺す