雀のしっぽ。

ひっそり生きている

右手の呪い(仮定)

 

通り過ぎた待ち合わせ

壊れ気味の秒針が戻る 回る

あの時こうしていれば そうしていれば

もしかしたらまだ夢の中に居られたのかな

 

ぞんざいな誘い文句

特に興味もないんだけど

ああなんか今日は天気も良いし

何も無い右手に期待をして

手招きする左手に騙されてみようかな

 

半額の好意と悪意をかき混ぜて

エンドロールを見るためだけに物語を始めたんだ

 

始まらないと終わらないし

終わらないと始められないんだ

レールに則って進むモノ、コト、スベテ

もうずっと脱線したままのオレ、ボク、ワタシ

 

靴は昨日に忘れたまま

鳥居を潜ったのにも気付かずに

 

魂に惹かれて飛び出して

塊に轢かれて死んでしまった

右手の呪いは解けてしまったけど

まぁそれも仕方ないかって

 

それはとても儚い淡い歪な夢でした

 

知らないところで幸せな誰かを見ながら

私はまた

今日もひとり待ち合わせをする