雀のしっぽ。

ひっそり生きている

KiraKira

 

 

お祭りで売ってるアクリルの宝石とか

勿体なくて使えないままのオーロラ色の折り紙とか

車のライトに反射するアスファルトのキラキラとか

浜辺に転がってるガラスの破片とか

 

そういう安っぽい綺麗な物にとても惹かれる

 

ダイヤの指輪や真珠のネックレスみたいな

本物の美しさじゃなくて

安っぽいツクリモノのキラキラがどうしても欲しくなる

 

そうして使い道も無いものを買ってしまう

捨てられなくなってしまう

 

昔飲んだラムネのビー玉とか

ドロップカットのビーズとか

食べもしない金平糖とか

何かから取れたラインストーンとか

 

そんなくだらない物を集める

 

 

きっと私たちは、子供の頃に色んな物を置いてきてしまった

 

どこか足りないまま欠けたまま
いつの間にか歳を重ねて
足りないところはぽっかりとまあるい穴になった

 

空いた穴を埋めるように、偽物のキラキラを流し込んだ

 

どんなに穴を埋めても

足りないものは足りないまま

欠けたものは欠けたまま

 

大して屋台もない近所のお祭りとか

花火をやったあとの燃えかすとか

公園で遊ぶ子供の影とか

数日後には死んでしまうくせに鳴き続けるセミの声とか

 

 

夏は嫌いだ

 

暑いし、日光がつらいし、誕生日だし

足りない物を 欠けた物を思い出すから