雀のしっぽ。

フィクションとノンフィクションです。

揺らいだ


「居なくならないで」なんて
言わなそうなこと呟いたから

まだ当分ここにいれば
そんな哀しそうな顔させなかったのかな
なんて思ったり。


善意を踏みにじる形で利用して
籠を飛び出して
遠い海まで飛んで
そこでちゃんと1人で生きていけるまで飼ってもらうの。

そうして1人で飛べるようになったら
今度は自分の行きたい所へ飛んでいくから。

それだけだって
不安なんかないって
寂しい訳もないって
長年夢見てきたことだって
言い聞かせてたんだけど

本当のところ
去年の今頃は余裕だったことが
今は全然余裕じゃなくて
色んな感情に飲み込まれそうになっていたりする。

梅が咲く前に
この鳥籠を飛び出して
やっと私の人生はスタート地点で
それだって時計の半分はあなたが持ってるから
ひとつに戻るまでは始まらないんだ。

まだそんなのずっと先なようで想像も出来ないんだけど
きっと大丈夫なのよ。
大丈夫に決まってるのよ。

だって最強だから。