雀のしっぽ。

ひっそり生きている

死にたくないと思えた記念日

色んなものを切り捨てた。

色んな人を諦めた。

自分のすがりついてた夢を希望を

そんなの夢でも希望でもなくて、ただの怠慢だって認めて

ひとりぼっちになってみたら

案外次の朝が来るのは早かった。

 

あんなに夜が怖いって泣いていたのに

そんなに大したことなかった。

 

もし、もしも、何もかも上手くいったら

ひとつだけは残して、こういう弱音ばかりの場所は全部消してしまうつもり。

 

振り返らない。

戻りもしない。

待ちもしない。

 

差し出されなくたって、自分で掴みにいかなくちゃ

きっとずっと暗い場所のままだ。

 

その日が来たら

めいいっぱいのおしゃれをして

めいいっぱいの言葉を探して

 

ホントのことだけ積み上げて進んでいきたいの

 

そんなことできるかな?

 

できなかったらここでおわり

そんなの、やっぱり嫌でしょ

 

やってみせるよ、まぁ、アテはないけど。

 

ちゃんと、生きます。

ちゃんと、生きたいなって久しぶりに思ったの。

死にたいって泣かない日は久しぶりなの。

 

私ちょろいね。

無題

窓の外を降っていく 君を見ていた

逆さに落ちる涙が それは綺麗だった

 

揃えられた靴を 響く喚叫を

僕はぼんやりと眺めていた

僕が愛したそれは もうそれではなくて

唇がそっと「またね」と嘘をついた

 

また なんて来ないこと君は知ってるよね

僕だって知ってるよ 君が僕を愛してなんていないこと

 

本当はとっくの昔に井戸の水は枯れていて

綺麗な手のひらでなんども空をすくった

見えない水を飲み干して

穢れたままの手を清めて

 

なんて滑稽だ

 

君が僕を嗤う声が聞こえた

 

でも今度は僕の番だ

コンクリートに散った君は 僕なんかよりずっと

ずっとずっと

 

滑稽だった。

 

Oxalis

 

「頑張れ」「頑張るよ」なんて出来ない約束

 

頑張ったってとっくに手遅れなこと

一番知ってるのは君じゃないか

 

タイムマシンでもない限り

やり直しなんて効かないこと

一番知ってるのは君じゃないか

 

だって私の落としてきた1番の後悔は

君が持ったままじゃないか

 

どうしたってもうあの時に戻る術なんて

ないじゃないか。

 

あの時ああしていればって

思わないわけないじゃないか。

 

 

オキザリスは「置き去り」なんて名前のくせに
花言葉が「決してあなたを捨てない」らしい。

 

捨てられたわけじゃない

拒んだのは私

でも置き去りになった

 

進めないまんまなのは私だけで

きっとそれは私の自業自得で

隣にいた人たちはみんなずっと先へ行ってしまった。

 

私は咲いた花を踏み潰して

ここでまだだらだらと生きている

 

希望もないのに

過去に縋り付いて  夢を反芻して 

来るわけのない幸せを 願っている

 

 

頑張るよなんて 

 

 

何を?

 

 

病状と怠惰の境界

 

数年前までは自分自身を

それなりには頭も回る方だし

それなりには人の輪に入れる方だし

それなりに人より出来ることがあって

それなりに自分が好きで、自分に自信があった

 

そりゃ、苦手なものはあるけど

大抵のことは、やればそこそこ こなせるようになるし

年齢という法律の柵さえ越えてしまえば

なんとなく生きていけるものだと思っていた

 

今の私とはてんで違う。

 

 

何かをやっても上手くいかなくなった

まず、気力や体力が追いつかなくなった

得意だと思っていたものがどんどん苦手になった

劣等感さえ抱くようになった

自分がどうなりたくて

自分が何をしたいのか

そういうことさえ 分からなくなった

 

このまま生きていける自信がなくなった

 

 

変わらなくちゃって思う自分に

また追い詰められて

死にてえなって口をつく

 

 

何か新しいことをしたいと思う気持ちがあって

それに勝る眠気と気だるさ

 

食事を取るのも 面倒くさくて

掃除機をかけるだけなのに 出来なくて

ゲームをするのも億劫で

音楽を流すために動くのもだるくて

特に何をするわけでもなく

スマホの画面をだらっと眺めて

そうして気付いたら夜になっていて

 

あれをしたかった

これをすればよかった

明日はこれをしよう

って思い返しては 心に決めるんだけど

 

結局また明日も

目が覚めたらなんとなく死にたくて

何かを始めて 何かを楽しみたいのに

もうこのまま一生寝ていたいな なんて思う

 

 

これは病気なのか、怠惰なのか

なんなのか。

 

 

ひとりぼっちの だれかのはなし

届かない 星の向こう ハルカカナタ

ほんの気まぐれの一言が悪戯に笑った

 

日常の裏側 届かない世界

扉の奥でねえ君は 何を見ているの

3時半の着信の意味は

結局分からないままだった

 

意味のない音律 追い求めた

拾い損ねた言葉を 探し歩いた

きっと君はもうそんなこと憶えてもいないんだろう

 

やっと見つけて

雲を掻いた 大地を蹴った 

眩しさの奥まで手を伸ばしたって

虚しく空を切って

アスファルトに散った

 

唇から溢れる涙

 

「アナタは誰なの?」

 

どうか答えて

愛を 哀を I を

 

どうか教えて

愛を 哀を Iを

 

錆びた釘で心臓を打ちたい

誰もが 私を置いて 幸せになってしまう

私がこの部屋の隅で うずくまって

壁越しの罵倒から耳を塞いでいる間に

 

誰かと手を取り合って

誰かと笑い合って

誰かと愛し合って

誰かと助け合って

私の知らない どこか遠い場所へ行ってしまう

 

きっと ここで何度も手を差し伸べられた

それを 私は何度も撥ね除けた

 

差し出された手を握り返す

その一歩の勇気もなかった 

差し出された手が幻じゃないと

そう信じる勇気もなかった

 

そして今も

 

誰かが無条件に救いの手を差し伸べてくれる

なんてことはあるはずがなくて

私は ああしなくちゃ こう生きなくちゃ って

自分を自分で救うために生きて

そうだったはずなのに

気が付けば この手は 私自身を絞め殺した

 

何かがおかしくなって

それが何か分からなくて

当たり前の事が出来なくなった

 

この部屋でうずくまったまま

手足は錆びて  心臓は腐ってしまった

 

働くことが出来なくなった

長時間電車にも乗れなくなった

いつ倒れるか分からない 外出が怖くなった

そんな自分の価値を肯定できなくなった

頭が悪いと自分を否定してばかりになった

 

死にたくて 生きたくて

死にたい自分を肯定出来なくて

インターネットに 偽物の私を撒いた

芽を出して花が咲いた 見てくれの良い私

そんな偽物がちやほやされるのを ここから眺めていた

 

もう自分だって忘れてしまいたい

 

1年半前に壊れた それっきり動かない

ガラクタの私自身のことも

撥ね除けた手の温もりも

そして 明日も明後日も また同じ夜が来ることも

 

夢現

 

月が綺麗でした

 

星が綺麗でした

 

いつも醜いのは 私だけでした

 

鏡の中の醜い姿を見たくなくて

下ばかり向いていたら

 

空は陰って いつの間にか 月も 星も いなくなってしまっていた

 

あなたの街の月は綺麗ですか

 

あなたの街の星は綺麗ですか

 

その空は 黒く 濁ってはいませんか

 

 

そうだとしたら

そうだとしても

 

なんでもいいや